2008年10月4日 タミヤグランプリ全日本選手権掛川大会 レースレポート
(参加者:シンタロー・いっちん・おだち、クラス:GT3700、シャーシ:TA05・TA05IFS)

7月に開幕したのタミグラ全日本シリーズもいよいよ終盤戦。
うちらチームSEに残されたチャンスも掛川と東京を残すのみとなりました。

しかし、東京に出れるのは神奈川県に住んでるシンタローだけなので、実質この掛川がラストチャンスの選手も多く、激戦が予想されました。
そんな中、おだち&ヲガタさんのコンビが事前に掛川でタイヤテストをしてくれたおかげで、ある程度安心感を持ちながら当日を迎えたのでした…


うおおー、カツカツじゃぁ、て感じのおだち(左)&いっちん(右)
ちなみに「おだち」は本名でないのでご注意。ニシさん、リザルト探してもでてきません(笑)

そんなこんなで現地到着後ピットを広げて準備。
例年、電源がオチまくるので念のためカーバッテリーも準備してってましたが、2クラスのみ開催で参加者が少なかったのもあって100V電源で大丈夫でした。

車検も早々に済まして練習へ。3人ともおだちのリサーチ通りナロータイヤでなかなかの感触。
とくにいっちん選手はこの日が初の掛川だったにも関わらず、いきなり練習から快走してましたね(^^)


掛川初走行ながら予選1R時点で10位につけた
好調・いっちんのTA05。掛川仕様ってことでナロータイヤですね。
立て気味ダンパーと赤いダンパーキャップがポイント!?ちなみに足回りはショートリバサス+950ハブの仕様ですね。

[予選一回目]
ということで、早めの進行で予選一回目。

いっちん予選7組、シンタロー予選8組、おだち予選10組とうまくバラけました。
ここでいっちん選手いきなりのヒートトップタイム!26秒5をマークして1回目終了時点で予選暫定10位!につけました(^^)
しかーし対照的にシンタローはダメダメです。とりあえず路面コンディションに車を合わせることができず、なんとヒート内順位でも一回もアナウンスされないという事態(・_・;)27秒2しか出ずに暫定16位。
おだちもなんだかクルマの動きが噛み合ってない様子で暫定23位に…

掛川初参戦のいっちんが仲間内トップ!という緊急事態です。しかも、タイムアップしなければAメインは厳しい状況。
このままではまた清水大会のように全員Bメインになりかねません(・_・;)
ということで、各自2回目にかけるべく慌しくモーターメンテとセッティングの変更に走るのでした…

[予選二回目]
そして応援団長ヲガタさんの到着後、いよいよ予選2ラウンド。
しかーし、ブッチのタイムで1回目トップのチャマさんに情報を仕入れに行ったところ、予選上位のみなさまはナローのBタイヤとのこと。
うちらはAタイヤだったので、どうやらタイヤを外してしまってる模様…2回目も厳しい戦いになりそう、と思いながらも「曇れ!地面の温度下がれ!」と祈るのみでした(爆)

少しでもタイムアップしてファイナル入りを決めたいいっちん選手でしたが、予選1回目のタイムを更新するには至らず、後の結果を待ちます。
そしていっちんの着後に走ったわたくしシンタロー。スプリングを思いっきり硬くして、勝負に出ました、が!いきなりスタートで出遅れ…
3分間の予選レース中、最初の2分をクリアラップを取れることもなく、タイムが出てるとアナウンスされることもまったくなく、半ば諦めかけてたんですが、残り40秒で前にまったくクルマのいないクリアラップが!
しかし、電池のおいしいとこは既に使いきってたので、正直あかんやろ、と思いながらも丁寧に運転〜。そしてラストラップ、もう一発完璧なクリアラップだったんですが、なんと計測ラインの5メートル手前でコネクタが抜けて停止(・_・;)
この時点でまったくアナウンスされることもなく、ヲガタさんにクルマを回収してもらい終了…掛川が終わったかぁ、と思いながらピットに戻ります。
そして最後に出走のおだち選手でしたが、早めにクリアラップは取れたもののなぜかラップが出ない…

この時点で3人ともAメインは厳しいなあ、いっちんが12位までに入ってればAメインやなあ(注:既に代表権持ってる選手が2人いるのを知ってたので)、と思ってたのでわたくしシンタローはいそいそと帰り支度を始め、タイヤだけセッター当てとくか、と思い準備をしてたら、くわとろさんが

「予選結果出ましたねー、見てきましたけどシンタローくん11位でしたね〜」
と教えてくれました。

11位、じゅういちい…
「え゛っ」

「Aメイン残ったー!」

という衝撃の展開が(^_^;)そうです。ラストのたった一回だけのクリアラップでぎりぎりタイム出てたみたいです。
前代未聞の予選レース中一回も名前呼ばれんかったのにAメインという奇跡(笑)まあ、お情けAメインなんですけどAメインには変わりないってことで!<ヲイ
タイムは26秒42でした。いっちん(14位)とはわずか0.16秒差。Aメインボーダーは26秒47というギリギリの争いでした。

とにもかくにも、せっかく残ったのでさらにばたばたと準備に入るのでした…


いやー、実は自分が使う支給モーター慣らすのは初めてです(笑)
あ、そういえばこのモーター、コミュに激しい汚れがついててもらった状態では全くまわらず、かなり焦りました(・_・;)
(コミュを洗ったら普通にまわるようになりましたが、頼むでタミヤさん、て感じでした)
ちなみにスペックは7.2V18,700rpmてところでした。

[決勝Aメイン:7分レース]

おだち・いっちんとそれぞれの決勝レースが終わり、いよいよ事前車検。
10名のドライバーの仕様シャーシはエボ5、415、TB03が1台、416が2台、あとが05、てな感じでした。(あまり覚えてないので間違ってるかも)
当たり前ですが04足なのは俺のクルマだけでした(・_・;)なお、車重は1,615gでした。重すぎです。

そしてドライバー紹介(ここでこの日初めて名前呼ばれた〜/笑)の後、スタート!
でしたがいきなり前の多重クラッシュに巻き込まれ、1周目は最後尾で通過。
しかし、レースは7分。まだまだ焦る必要はない、と信じて必死に走ってたら3台ほどクラッシュで交わし、気がつけば7位に。
路面温度が下がってかなりAタイヤでグリップするようになって、予選よりもかなりいい感じ。前とは3秒くらいあったのですが、あっという間に追いついて気がつけば3〜7位グループの隊列の後ろまできました。

こっからはさすがにすぐには抜かせてもらえず、この間にトップの2台が大きく抜け出してしまいました。
しかし、焦らずに1台1台競り落としていって、もう一台交わせば表彰台!という3位の選手の真後ろまでいったんですが、追い上げるために握りまくったのがたたり少しモーターか電池がパワーダウン。最終的に4位でチェッカーとなりました。

いやー、しかしまあスタートからゴールまでずっとバトルしっぱなしだったんで、終わったあとものすごい疲れました。
ピットに帰った後、tako3選手から、「ひとりで走って追っかけてる時、トップの2台とペースかわらんかったよ」て言ってもらえたのがすごい自信になりましたね。
とにもかくにも、応援していただいた皆様ありがとうございました〜m(__)m


決勝11番グリッド(二人いないので実質9番グリッド)
からスタート直前のシンタロー号。掛川SPということでいつもと違うタイプのウイングを使用。
おだち君の情報どおりストレートスピード・リヤグリップともに好感触でした。

[今回のレースを終えて]

えーと

よく考えたらGT3700クラスで事前車検やったの初めてです

いちゃもんつけられてタイム消された時以来、なんかゲンの悪いレース続きでしたが、これでようやく解放された気がしますわ(笑)
タミヤのカ●イさんにも「決勝はアツかったね!」て声かけてもらえたのが非常に印象的でした!あざーっす。

そして、サポートやってくれたヲガタさん、タイヤテストやってくれたおだち、そして関西から駆けつけてくれたくわとろさん&ニシさん、かつかつで余裕なくてあんまりゆっくり話もできませんでしたが、応援してもらってありがとうございました〜。

この後もレース満載ですががんばります!まずは東京で代表権のラストチャンスを狙います!

Text & Photo By Shintaro Engineering