2003年8月3日 タミヤグランプリ全日本選手権 掛川大会レポート
(参加者:シンタロー/セイタロー、クラス:ミニスポーツ/GT2、シャーシ:M04M/TB Evo3)

免許を取って約一年。

初の長距離遠征に行ってきました。

夏の掛川です。

<事前練習編>

まあ先に言っておきますが

ここから先のレポート、作者シンタローにとっては苦痛でしかない。
しかしある程度書きます。

ということでまずは練習編から。

大学のテストが終わった翌日、勢いに任せてありったけの荷物を愛車マーチ君に詰め込み、掛川へと向かいました。ちなみに出発したのは木曜日です。
そしてこの日の夕方、オカンの実家である静岡県御殿場市のじーちゃんばーちゃんの家に無事到着。
470キロのロングドライブを無事にこなして一安心です。

そして到着早々、今回のレースに一緒に行くことにした御殿場のおだち君の家まで打ち合わせにいき、打ち合わせをすませた後はご飯を食べて早々に寝ました。運転疲れです。

そして翌日金曜日、朝から一路掛川に向かいます。

1時間ちょっとの高速の旅で、途中突然大雨に出くわすとかびっくりイベント(よくあることらしい)に出くわしつつも、現地はやっぱりドピーカン、ということで練習に入ります。
レースの直前ということでもっとたくさん来てるのかなあと思ってたら僕ら入れて10人くらいでした。

ということで、まずは今回掛川をはじめて走るセイタローの準備を始めました。
クルマは安心のTA04と、この前週のタミヤチャレンジで入賞を果たして勢いのあるEvo3の2台を持って行ってましたが、当ててベベルを壊すことが確実と思ったので一日目は過去(2000年、2001年)に掛川を走ったこともあるTA04をそのときのセットにして走らせることにしました。

で、これが意外によく走り、順調にコース慣れのための走行が進みました。

しかし一方のシンタローは直前までテストだったためM04の準備も完全にはできず、結局この日は2パックのみの走行で終了。しかも全然走らずヤバさ満開です。今思えばこのあたりからもうシナリオが見えてた気が(^^ゞ
そんなわけで走行終了後速攻で撤退です。御殿場に帰り、おいしいご飯を食べに連れて行ってもらいこの日も早々に寝ました。

そして2日目土曜日、朝ちょっとだけ早めに出ましたが、結局ガソリンスタンドが開くまで待たないといけなかったので昨日と同じ時間くらいに掛川に着きました。
この日はさすがに練習する人も多く、レースに向かって盛り上がりを見せてきました。
しかしまあ、東京・埼玉・名古屋、そして俺らのなにわナンバーと全国区を肌で感じましたね。

そして走行開始、まずはセイタロー、この日はまわりと一緒に走ることをテーマにやってみました。地元にラインを教えてもらう作戦ですね。
で、過去に2回来たときに見たことあった速い人がおるときに合わせて出ます。
その人たちは明日のレースに向けてタミヤ23T+指定ギヤ比で走ってるようでしたが、俺らはそんなことお構いなし(翌日はスポチュン)なので23T+ギヤ比5.3で走行です。
すると、さすがに掛川のフルコース、ギヤ比がものを言い、その速い人たちにちょっとずつ離されるものの、かろうじてついていけるくらいで走れてます。笑いましたね、これには(爆)

で、お昼過ぎからはギヤ比を合わせてエボ3をいよいよ走らせて見ます。
結果、04よりもタイム的にもフィーリング的にもエボ3のほうがよかったので翌日はエボ3で行くことに決定しました。

そして一方の俺、ツーリングカーが走り倒してグリップが思いっきり上がります。
で、走り出しこそ抜群のリヤグリップで昨日の不調はなんやってん、って言うくらいよく走ったんですが、時間がたつにつれてハイサイド連発(^^ゞ
とりあえず苦肉の策として、ユーズトタイヤを使うとハイサイドは消えることは確認しましたが、ここで時間切れ。激しい不安を抱えながら翌日のレースに臨むことになりました。

そしてこの日は御殿場には帰らず、掛川のショップ「エポック」さんにお邪魔するとかして時間をつぶし、その後前もって調べておいた、掛川サーキットから20分くらいのところにある温泉につかりに行って、12時ごろにサーキット前に到着、10番手くらいでクルマの列に並べました。これで明日テーブル確保は大丈夫そうです。
この日はクルマの横で街灯の下、タイヤ貼りの下準備とダンパーメンテ、そして席の確保・荷物の搬入について3人で打ち合わせだけして1時ごろには寝ました。

<レース当日>

朝からもう最高の天気です。
予定通り6時半ごろに開門。おなじみマツモトさんの誘導で入場、無事にテーブル・電源も確保できて準備に入ります。

では、ここからはシンタロー編、セイタロー編に分けていってみますか。

<シンタロー編>

まずは練習走行です。
ここで意外なことが起こります。

めっちゃくちゃ走るロードスター。

もうギヤ比の不利もなんも関係ないやんけってくらいの激走。掛川に来てはじめての激走。
もちろんコケることも抜かれることもなく終了。もう浮かれモードです。

[予選一回目]
しかし、こんな時にはロクなことが起こらないものだったりします(^^ゞ
さ、ここからレポート短いぞー(爆)

シグナルが変わってスタート!
1コーナー抜けた!1周目トップ通過!

しかし2周目入り口でぐっちゃぐちゃ(^^ゞ
どうやらなんか壊れたようで、だましだまし走るものの4周目を終えたところでステアが効かなくなりリタイヤ。
サーボセイバーのネジが根元から折れてました。で、最終的にはずれて走行不能になったわけです。
ちょっともうイヤになりかけです(爆)

[予選二回目]
えーと、略。マジで略です(爆爆)
1コーナーでいきなり多重クラッシュに巻き込まれ、どうやらどっか壊れた模様。
2分間走り続けましたが当然順位が上がることもなく終了。
結局予選落ちで、最悪の形で遠征が終わってしまいました(泣)

回収後、シャーシを見たらリヤサスアームの付け根が三分の一くらいちぎれてました。そらはしらんわ(^^ゞ


ドライバーズミーティングでのひとコマ。
一番後ろの列、右からおだち君のMR−S、シンタローのロードスター、セイタローのNSXです。
この後、セイタローのボディはマツモトさんに「こういう風にウインドウにゼッケンシール貼らないでねー」
って取り上げられていらん注目を浴びました。前の週のレースで結果でゲンを担いだのが裏目(爆)

<セイタロー編>

続いてセイタロー編です。

まずは練習走行、とりあえず指示は「ベベル壊すな、スパー壊すな、要するに当てるな」です。
意外に指示を守り当たり障りなく練習終了です。

[予選一回目]

気温とともに路面もグングン上がり、いよいよ予選一回目です。

しかもセイタロー、おだちくんともに同じ予選ヒートです。しかも2人とも前列。
そしてシグナル!2台とも抜群のスタートダッシュで1コーナーを抜け、なんとワンツー体制で1周目のストレートに帰ってきます。
そして、その後もセイタローはまったくペースを落とすことなく、終盤周回遅れと絡んだものの、序盤の貯金でなんとかトップゴール!おだち君もヒート上位でゴールしました。
そして、貼り出された1ラウンドの結果を見ると、セイタローはなんと予選暫定4位!これにはびっくりでした。
ピットのまわりでも、「あの大阪から来たのが・・・」て言う声がちらほら聞こえてきてちょっといい気分でしたね(笑)


全国最大級のでかさを誇る掛川のコントロールスタンドです。
実は作者は高所恐怖性なんで真下を見るのが怖かったりします。走り出したらこっちのもんです(笑)
ストレートに水溜りがあるのは、撮影したのが2日目の練習終了後で、スプリンクラーが散水してたせいです。

[予選二回目]

そして予選2回目、今度は後列ですがAメインに残るためにタイムアップを狙います。
しかし、1周目こそロスなく抜けたものの、2周目ストレートエンドで痛恨の単独クラッシュ、これで万事休す。
このクラッシュで集中力が切れてしまったのかその後はミスを連発し、当然ながらタイムアップならず。

でもまあ、、予選一回目の順位を考えると、トップ15入りは間違いなさそうだったので「予選順位よりも勝負は決勝やろ」みたいな気分でいました。(掛川の決勝は、以前来たときは15台切りでした。メチャ広いのでこの台数でも問題なしです。)

しかし、決勝の組み合わせを見た瞬間、一気にトーンダウンしてしまう結果になりました(^^ゞ

予選13位、Bメインポール

ということで、惜しくもコンマ数秒差でAメイン入りを逃してしまいました。
そんなわけで、隠し持ってた勝負スポチュン(このモーターはその3ヵ月後、ツインメッセで爆裂したらしいです/笑)も勝負バッテリーも温存して、予選2回目のモーターをメンテしてバッテリーも追い充して結晶に臨むことにしました。


Bメインポールからスタートを待つセイタローのNSXです。
びりグリッドでもいいからAメインに入れてほしかったですねー。

[決勝Bメイン:15Laps]

Bメインとはいえ、まわりは地元勢ばっかり。序盤からセイタローは必死にポジション争いです。
(実はこのポジション争いの中にCarcityのkazuさんもいた。)

序盤の数週こそトップを守ったものの、2番手の選手と接触、5位まで順位を落としてしまいます。
しかし、ここから必死にプッシュ、なんと一度は結構離れてしまったトップグループに追いつきます。
しかし抜くまでには至らず、今度は逆に4番手の選手と接触、Fリングギヤを破損してしまい、ペースダウン。結局5位でレースを終えました。
でもまあ、はじめての遠征レースでちょっとはパフォーマンスを見せれたので、個人的にはよくやったと思ってたりします。

[今回のレースを終えて]

えーと、とりあえずシンタローの感想。

もう遠征ではツーリング以外やらんと。慣れないコースで4駆以外はへたれには無理があります。
今度行くことがあれば前みたいにツーリングの、GT1あたりに出まーす。小ざかしいことをしてはロクなことがないですね(^^ゞ

Text & Photo By Shintaro Engineering